だい241だん 2006年5月8日
<5倍長ネギと豚肉の炒め煮>
豚ローススライス(またはコマ):100g
長ネギ太目(150g/本):5本
○ 下ごしらえ ○
1.長ネギを5cm位の長めに切って、
2.お肉をひと口サイズに切って、お醤油とみりんに漬け込む。
(調味料は出来るだけ本物を使いましょう!)
○ いよいよ作る ○
1.強火で中華鍋をうんと熱して、ごま油をたっぷり温め、捨てこぼし、
長ネギを全部一気に少々の自然塩で炒める。
2.長ネギに焦げ目が付いてきたら、
調味料ごとお肉を加え、炒め、ふたをして蒸し煮する。
3.素材に火が通ったら、ふたをはずして、汁気を飛ばす。
4.味を見て、塩で調整する。
♪ 素材 ♪
今日は、調味料として、塩と醤油とみりん、それからごま油を使いました。
食材のひとつひとつを丁寧に選ぶことが料理の第1歩です。
料理は素材選びで、控えめに見積もって6割が決定されます。
その後の調理は、料理の価値の半分以下です。
これは料理の鉄人クラスの、あるいはそれ以上の料理人に
おいても同様だと、わたくしは考えています。
ですから、上記の4種類の調味料が本物であることは大変重要ですし、
長ネギや豚肉も同様によいもの(おいしいもの)、つまり
丁寧に作られて、育てられているものが望ましいです。
とはいえ、各家庭のご事情もおありのことと思いますので、
まずは、‘お塩’ これから始めてみてください。
お塩を本物に変えるだけで、グンと味が変わります。
それから、化学調味料を台所からさよならすることはとても重要です。
味覚を狂わせてしまうからです。
化学調味料入りのおみおつけと、昔ながらの本物のおみおつけとを、
日本人と、日常的にはおみおつけを飲まない外国人とで、
飲み比べるお話がありましたが、
そこで日本人は化学調味料入りのおみおつけをおいしいと感じ、
外国の方が本物を選んだとしたら、それは悲しくありませんか?
できるところから、あなたも始めてください。
本物への道を。
人生に与えられた ‘食’ 文化を、エンジョイしてくださいね♪
♪ お肉の食べ方 ♪
お肉も美味しいものです。
わたくしは、野菜と穀物だけで、ありとあらゆる料理を
作って楽しむことができますが(ちょっと言いすぎ(^_^)?)、
お肉も楽しみます。
で、お肉を食べるときは、5倍の野菜を一緒に頂きましょう。
そうすることによって、お肉をよりよい栄養源として体が活用できるようになります。
わたしの読者の方の中には、家族にベジタリアンとお肉派が同居していらっしゃり、
それが日々の食卓を難しくしている方もあると思います。
この‘5倍調理’が役に立つこともあるかな?だと良いなと思います。
特に男性においては、お肉も魅力を作る要素だと、個人的には
(とても主観的???)思うのですが、でも、野菜の美味しさを知らない方は、
片手落ちだなあと残念に思います。
ひとつには、化学肥料などによって野菜が‘たたり神’
(宮崎駿の作品より)になってしまっているのかなあ?と感じています。
だから、おいしい、かじると甘いと感じられる野菜で料理してみてください。
人参が苦い?
とんでもありません。
本物の、あるべき姿のor‘たたり神’化していない人参は甘いです。
そんな野菜を探してみてください。
それで料理をしてみてください。
きっと、野菜を愛する人が増えると思います。
ちゃこより あなたの食卓に 愛を